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グレーな哀愁、謎は未解決のまま「第三の嘘」

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さて。「悪童日記」「ふたりの証拠」「第三の嘘」でthree部作

の、三作目です。

順番どおりに読めればよかったんでしょうけど、

コレを貸してくれた友人みーが続編「ふたりの証拠」が

手元になくて、飛ばし読みになりました。

でも、三部作とはいえ、この三作品は

人物設定の上ですごくたくさんの矛盾があるので、

読む順番は、ま。この際そんな重要じゃないかも。

衝撃の「悪童日記」から見れば、この「第三の嘘」で

描かれる主人公。

双子の片割れクラウスは、

まるで別人。

悪童日記の主人公は9歳ー15歳くらいまでの

多感で「若気のイタリー」なお年頃で、

第三の嘘に至ると、主人公はもう50代の

初老なお年頃なので、

行動はかなり理性的で

軽く人を殺してみたり、とかの

異常な行動はもちろん取らないし、

内容的には、精神を病んだ母親を世話しながら

鬱々として生きるクラウスの話。

印象としては、「悪童日記」の時は、

方向性は間違っていても、主人公には

「生きよう」という意志がすんごい強烈に

働いているから、

「生きる」為に行われる殺人や盗みの

「ためらいのなさ」に度肝を抜かれつつ、

さらっと読み終えられるのに対して、

「第三の嘘」では、主人公の中にあるのは

あきらめと絶望で、読むとちょっとダークな気分・・shadow

あとは、二番目の「ふたりの証拠」に

いろんな矛盾の謎解きがあることを期待しよう・・。

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