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ヤミ(*病み)のヒーロー「邪魔」

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父の病室。

気付くと、もう一カ月。

香港から戻ってきた時は、

かなり緊迫した状況で、

酸素マスクをつけて、口を金魚みたいに

パクパクさせていた父の、

酸素マスクが取れましたhappy02

でも、モルヒネ投与が始まってから、

トロ~ンとしている時間が増えて、

昼となく夜となく眠ったりします。

なので、その間ワタシは

本を読んでます。

父が眠っている間だけを塗って

途切れ途切れに読んだのが

奥田英朗氏の「邪魔(上・下)」。

ワタシと同じ36歳の男性刑事が主人公なんですが、

何人かのキーパーソンの日常を

絡み合わせながら進んでいくので、

上巻はストーリーがどういう方向性で

進んでるのかがわからないまま、

読み応えのある下準備を読まされてる感じ。

36歳なので、若気の至り的な無理もせず、

冷静で、腕っ節も強く、肝も座っている

安定感たっぷりのヒーロー。

ただし、7年前に奥さんを事故で亡くした

心の傷を癒やせないまま。

・・・と思いきや!

実は、その事故で奥さんと一緒に

とっくの昔に亡くなったはずの

義母と親子のように生活していた、

(と主人公が思い込んでいた)

という主人公の心の闇が浮き彫りに

なってからの下巻後半のラストスパートは、

(父がその時間グッスリ寝てた

せいもあるとは思いますが)

ずっと流しっぱなしになっている

テレビの音も一切聞こえないくらい

本の中に引き込まれていました。

映画を見てたみたいでした。

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