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いつの時代も・・局長罷免小説通産省

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1998年、高杉良氏の半ノンフィクションな小説。

いろんな政治家が実名でも出てます。

題名からして、如何にも小難しそうで、

7年前から本棚にありましたが、

ず~っと避けて通ってきてました(^-^;

でも、ブログの中で、備忘録をつけ始めてから

読書熱が再燃して、とにかく、

「食わず嫌いなしで読もう」

と思って、5日がかりで、ちょっとずつ読みました。

官僚と政治家の絡みとか、どのポストが上なのか、

あと、登場人物がたくさん居過ぎて、

最初の3日は、ホントにトイレの間だけ

読むのが精一杯なくらい、ワタシには

ちんぷんかんぷんで、興味も持てずshock

政府の裏の構造みたいなのが

少しでもわかるとか、新聞の政治記事を

興味津々で読んで、

自分なりに分析思考ができるような

社会派な人にとっては

ホントに痛快な小説

なんだろうと思います。

話としては、若手に人望が厚くて、

めっちゃ仕事もできる通産省の局長が

その才能と公平さ故に、私服を肥やす系の

人たちから難癖をつけられて、辞任に

追い込まれる、というもの。

後半の局長罷免の茶番劇部分は、

絶対的権力の前で、

どんなに頑張っても全く局面を動かせない

もどかしさ、とか、途中まで頑張っても

結局、最後は保身の為に黙ってしまう

気骨のなさ、とか、政治家や官僚たちの

切っても切れない癒着の薄汚さが、

すごく際立っていて、読み応えがありました。

舞台は昭和後期から平成初期にかけて

ですが、今読んでも古さを感じないという事は、

この時とはなんら変わらない、

腐敗した権力構造が今もあるのかもしれません。

同じ人間の定めた「絶対的権力」という魔性に、

ただひれ伏すしかない

政治家や官僚のふがいなさが納得!

主人公が最後まで正義感を失わない部分で

救いがあるような設定になってますが、

現実の政治の世界で、正義は

負け続けている

(腐敗・癒着が一掃できないという意味で)

のですから、

「結局、この人も最後は長い者に

巻かれて終わりだろうな~」という想像を

してしまいました。

こういう小説を読んで、ちんぷんかんぷんな

ワタシも、ちんぷんかんぷんなままで

居ること自体、政治家達のことを

とやかく言う権利はないと反省もしました。

そして、こんなちんぷんかんぷんなワタシでも、

小説ならこうして実際読めたので、そういう意味で、

小説、というものが果たす社会的役割も

結構大きいと思った一冊でした。

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